新年度がスタートした1日、熊本県内の多くの官公庁や企業で入庁・入社式が開かれた。コロナ禍で先行き不透明な中、真新しいスーツとマスクを身に着けた新社会人たちは、期待と不安を胸に職場での第一歩を踏み出した。
熊本市は、新型コロナウイルスの感染拡大で昨年中止した新規採用職員の辞令交付式を2年ぶりに開催。中央区の熊本城ホールが初めて会場になった。
市長事務部局と消防局の採用は計164人(男性82人、女性82人)で、昨年度より90人減少。式典で一人一人の名前が読み上げられ、南区役所配属の二神奈保さん(31)が代表して大西一史市長から辞令を受け取った。
中央区役所配属の西山大志さん(25)が「全体の奉仕者として誠実、公平に職務を執行します」と宣誓。大西市長は「市民74万人の生活を守るプロフェッショナルとして全身全霊をかけて頑張ってほしい」と訓示した。
県の知事部局の採用は昨年度より4人少ない155人(男性105人、女性50人)。子ども未来課配属の吉田辰さん(22)が「挑戦する県職員として夢を持って立ち向かう」と蒲島郁夫知事に宣誓した。
参照:熊本日日新聞(https://kumanichi.com/news/id175652)