住宅ローンを借りる前は「分割払い」と「キャッシング」にご注意を!

不動産コラム

前回、住宅ローンを申し込む際に「車のローンがある人は注意しましょう」というお話をしました。他に大きな借入れがあると、その分住宅ローンが借り難くなる場合がありますという内容でした。そうした大きなローン以外にも、クレジットカードでの分割払いやキャッシング利用も注意が必要になります。

クレジットカードカードでの分割払い

最近はキャッシュレスの時代とも言われ、クレジットカードで買い物をする場面が急速に増えてきました。
スーパーマーケットで日常の食料品などを買う時でも、カードを利用している方も多いのではないでしょうか。「小銭を持ち歩きたくない」とか「ポイントを貯めたい」など、理由は様々です。またガソリンスタンドで給油する時などは、クレジットカード払いの方がガソリン代が安くなったりするメリットもあります。
そうした日常でのカード利用の場合、ほとんどが「翌月一括払い」で決済されることが多いと思います。カード利用明細を家計簿代わりにして、支出を管理している方もいるのではないでしょうか。住宅ローンの審査では、この「一括払い」の利用については除外しますので問題ありません。審査で引っかかってしまうのは「分割払い」や「ボーナス払い」です。
何ヶ月にも渡って返済が続いたり、最大半年の猶予があった後に返済する場合が問題となります。そしてその情報は、事前審査・本申込みの時にはきちんと申告する必要があります。
いつ(契約日)、何を買ったのか(例えば「家電」など)、いくらの買い物だったのか(総額)、毎月いくらの支払いか、いつ最終回を迎えるのか(完済予定年月)、現時点でいくら残債があるのか・・・これらの詳細を記入するようになります。
当然、カード利用明細書が届くはずですのでその書面に記載されている内容を転記すれば問題ありません。銀行からはその明細書コピーの提出も求められます。最近インターネット上でのWEB明細で管理している方も多いですが、その内容をプリントアウトして提出すれば大丈夫です。
さて、これらの分割払い・ボーナス払いが住宅ローンが始まる時期にも終わっていなかったらどうなるでしょうか?
当然、住宅ローンとクレジットカード返済の合計額を支払うことになります。ということは、それだけ家計の支出を占めることになります。この場合、クレジットカード返済分も併せて返済負担率を計算されてしまうのです。もしも返済負担率がオーバーしてしまうと、一括で早目に完済してそれを証明する必要があります。
住宅ローンが始まるまでに分割払いが終了するという場合は、終わっていますという証明がされれば大丈夫です。(最新の利用明細書で分割払いの項目が無いこと、新たな買い物で分割払いをしていないことが必要です。)

キャッシング・カードローンはさらに注意が必要!

キャッシングはクレジットカードに付帯している金額(数万円から数十万円)や限度に、カードローンは専用カードで契約した限度額の範囲内で、何度でもお金が引き出せるものです。返済方法は翌月一括払いや残高スライドリボルビング払いで金利が高めなのが一般的です。
これらは結婚式が続いてご祝儀貧乏になってしまった・・・など現金が足りなくなった時に、一時的に急場をしのぐ方法です。リボ払いだと毎月1万円ずつなど返済額が一定なので、無理なく返済できる反面なかなか返済が終わらないという側面もあります。
当然「借入れ」ですので、あまりにも利用が多いとやはり審査上マイナスポイントとなります。収入と支出のバランスが取れていないということになってしまうからです。

もしも審査結果が「完済条件付き」という結果だとしたら、もちろん住宅ローンが始まるまでに借入れを「0円」にする必要があります。
さらに厳しい場合「解約条件付き」という結果が出ることもあります。解約条件とは借入れを完済するだけでなく、そのカードを解約して手放して下さいというものです。
カード会社発行の「完済証明書」「解約証明書」が必ず必要となりますが、発行には時間がかかりますのでゆとりを持って申請して下さい。

携帯電話の端末の分割払いも組み込まれる!

最近は携帯電話の端末いわゆる「機種代」を24回や26回の分割払いにする契約が主流です。
もちろん現金一括払いで買った人は問題ありません。
これも立派な「割賦払い」ですので、「その他の借入れ」と見なされます。毎月の通信料金としてまとめて支払っていますし、いろんな割引があって最終的にはほとんど0円に近い金額になっていたりするので分割払いの意識は低いのですが・・・これらの情報も「個人信用情報」で出てくるものですので注意して下さい。親御さんが子供の携帯もまとめて契約している場合には、金額がかさむことがあります。

その他の借入れは無いに越したことはありませんが、しっかりと内容を管理し、住宅ローンを借入れする前にはある程度整理しておいた方良いでしょう。もちろん、新たな利用は控えましょう。